1991年8月22日生まれ、沖縄県出身。 2014年フジテレビ「水球ヤンキース」でデビュー。 2018年、沖縄の特撮テレビドラマ「闘牛戦士ワイドー」の主演に抜擢される。 翌年の2019年「闘牛戦士ワイドー2」の主演も務め、ワイドーの名嘉眞勢矢役として2022年「オキナワンヒーローズ」にも出演。 出演作に、2019年NHK大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺〜」、2022年NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」、 映画『パンク侍、斬られて候』『新宿スワン』『リバース・エッジ』『花と雨』などがある。 広告では、JA共済「保障点検」編、VOLVO webムービー「C40で役者2人旅!」に出演。 本作『君に幸あれよ』が映画初主演、初プロデュース作となる。
Storyストーリー
この世に分かり合えるやつなんていない
だけどアイツと出会って救われた。
この世に分かり合えるやつなんていない だけどアイツと出会って救われた。
債権回収など裏稼業で生計をたてる真司は、巷では狂犬と呼ばれている男。真司は過去に大切な舎弟分を亡くし、人に興味を持つことを避けて生きてきた。そこへ不思議な青年・理人が現れ、一緒に過ごすうちに、次第に穏やかな日々を取り戻していく。しかし過去の過ちが原因で理人が事件に巻き込まれたのをきっかけに、真司の心に再び激しい思いが湧き上がり…。
Commentsコメント
「何とかしたい」という熱が映画自体から発せられている。
それは、俳優仲間たちから発信し作られていったパワーなのかも知れない。
彼らが演じている街が、今まで日本映画で見たことのない場所であることに気づく。
実は至る所に斬新で無鉄砲な試みがあるのだろう。
そんな映画が好きだ。
作られ方そのものに、この映画の新しさがある。
『俺、終わってるんすよ』と彼は言った。
粗くて弱くて脆い。それでも逃げずに生きることを選んだ彼らのもがきが、観客の心にどうか届きますように。
君たちに、幸あれよ。
過ちを犯しても傷を負っていても、人は繋がることで生きていける。清算なんてできないまま、前に進むしか無いけど、正しさなんか無くて、過去や未来が怖くて良いんだ。いま一緒に居てくれる人、時間を大事にしよう。
櫻井圭佑さん、同じ世代の役者の方が一つの映画を脚本から創り上げ、完成させていることに感動を覚えました。今の世を共に歩んでいけるよう、僕も精一杯頑張りたいと思います。
真司と理人の関係性、
全体の世界観含め、
人間味があり、素晴らしかったです。
賛否両論のシーンがあると監督から聞いていました。
映画を観たあと、
あのシーンだけは譲れないという
信念が伝わりとても良かったです。
自分も精進して参ります。
衝動で作ったと聞いていた。しかし、随所に意匠を感じた。
それは紛れもなく、我々への想い。
映画は、制作者と観客で出来上がる。
絶望の中でなお他者を見失わなかった彼らの姿勢こそ、次代の希望だ。
悔しくなった。
ただ、悔しい。
この世界の中に役者として自分が存在していない事が。
そう思える熱量と、なにか形容しがたい力がこの作品にあった。
櫻井圭佑という表現者の持つエネルギーがこれでもかと詰まった作品。
青くて熱くて繊細で。壊れてしまいそうなその美しさに心が動かされました。
届いて欲しい。
出てないけど。
…あぁ悔しいなぁ。笑
まず、すごく面白かったです。
友達であるけいちゃんが素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんの中心に立ってこの作品を作り上げた事に感動するとともに、一視聴者としても、とても感銘を受けました。
真司が理人と出会う事で動く心が繊細に描かれており、自然と「真司、幸せになってくれ」という感情が芽生えました。
けいちゃん、そして関係者の皆さん。素敵な作品をありがとうございます!
たくさんの方に見て頂けるよう応援します!
寄る辺ない、孤独で傷ついた人たちの喪失と再生の話でした。物語が進むにつれ登場人物と一緒に観てる僕らも走ってるのに気づきます。そして、ラストカットの素晴らしさに心掴まれました。
残酷で悲しすぎる過去から抜け出せない男の前に現れた、冴えない天使。
でも今、お前には愛する人がいるじゃないか! 幸せになってくれよ!
数年前に親子役をやった櫻井くんが、実は写真家だったことを知った時も驚いたけど、ついに映画監督に⁉️
初監督にして渾身の世界観。どこまで行くんだ櫻井圭佑!? 君に幸あれよ!
誰かの本気。俳優たちのゼロ地点。通り過ぎる一瞬の夢。その全部が詰まった映画。
観ることが出来て良かったです。
ここに描かれている人物の誰ひとりとしてアウトローはいない。ただ弾かれ、こぼれ落ちた生き物たち。それ故にそれぞれ生き続ける動機がない。初めて他者への祈りを願った時、ささやかだが消えない灯がともる。
俳優の櫻井が映画をつくったという。
カメラを向けられる側から向ける側へ、未知の世界へ飛び込むには相応の覚悟が要ったはずだ。居ても立っても居られない、そんな彼の「衝動」が映っている。
衝動は、初期に限る。櫻井監督、公開おめでとうございます。
掴みが重く、始まって早々に物語に引き込まれる。 不良と純粋な少年、けれど悪い子の方は決して突っぱねない、なんとなく大事にしてしまうというリレーションシップに、普遍的であるのにも関わらず、どこか見たことない新鮮さを感じた。顔を見ただけで見てる側まで一瞬で救われるよな理人、普段暖かい布団で寝てるといいな。
どんな過去を持っていようと人から愛される資格は誰にでもある。その人から受けた影響、自分に何をもたらしてくれたかは当の本人たちにしかわからないもの。 真司はとても周りから愛されていて少し羨ましく思えた。 ノスタルジックな映像に質の高いグレーディング、櫻井さんのセンスが光っていました。
いま、これを作らなければ、自分たちはもうどこにも行けない。どこを切ってもそんな思いしか出てこない。もしも初期衝動が目に見えるとしたら、この映画の形をしているはずです。
人それぞれ孤独の色は異なるもの。
真逆な色同士を合わせて混ぜてみたら予想もしないほど綺麗な色へ変化する場合がある。
それが今作に登場する2人の主人公だと感じました。
過去を積み重ねて構築した価値観は変えられない。
けれど、新しい価値観に触れて学ぶことはできる。
見終わった後、思わず心の中で呟いた。
“君に幸あれ”っと。
なりたい夢、なりたい自分があったのに
そこに猛進できるほど若くなくて
斜に構えていないと毎日やってられなくて
でも完全に諦められるほど大人じゃない。
そんな誰しもか一度は立つ人生のステップにいる人に滅茶苦茶刺さる映画だと思う。
監督、脚本、俳優全てのパートで「やりたいことをとにかく全部ぶつけた」感が
とてつもなくて、それが微笑ましく眩しかった。