映画『君に幸あれよ』公式サイト

Trailer予告編

Introductionイントロダクション

撮影当時25歳の新人監督・櫻井圭佑が
20代を中心とした新進気鋭のスタッフキャストと創り上げた、
新世代バディムービー、ここに誕生!

監督は、俳優・写真家としても活躍する櫻井圭佑。コロナ禍の2021年、主演の小橋川建と共に映画を企画。『JOINT』『脳天パラダイス』の撮影監督・寺本慎太朗をはじめ奇跡的な出会いを果たし、撮影当時ほぼ全員が20代のスタッフで本作を一気に作り上げた。 主人公の真司役に『花と雨』の小橋川建、不思議な青年・理人役に『無頼』の髙橋雄祐、ほか『岬の兄弟』の松浦祐也、『朝が来る』の中島ひろ子、『シン・ゴジラ』の諏訪太朗など、実力派俳優が脇を固める。 非業な宿命の中で生きる彼らに、幸せは訪れるのかーー。

Storyストーリー

この世に分かり合えるやつなんていない
だけどアイツと出会って救われた。

この世に分かり合えるやつなんていない  だけどアイツと出会って救われた。

債権回収など裏稼業で生計をたてる真司は、巷では狂犬と呼ばれている男。真司は過去に大切な舎弟分を亡くし、人に興味を持つことを避けて生きてきた。そこへ不思議な青年・理人が現れ、一緒に過ごすうちに、次第に穏やかな日々を取り戻していく。しかし過去の過ちが原因で理人が事件に巻き込まれたのをきっかけに、真司の心に再び激しい思いが湧き上がり…。

Cast出演者

小橋川建(真司)

1991年8月22日生まれ、沖縄県出身。 2014年フジテレビ「水球ヤンキース」でデビュー。 2018年、沖縄の特撮テレビドラマ「闘牛戦士ワイドー」の主演に抜擢される。 翌年の2019年「闘牛戦士ワイドー2」の主演も務め、ワイドーの名嘉眞勢矢役として2022年「オキナワンヒーローズ」にも出演。 出演作に、2019年NHK大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺〜」、2022年NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」、 映画『パンク侍、斬られて候』『新宿スワン』『リバース・エッジ』『花と雨』などがある。 広告では、JA共済「保障点検」編、VOLVO webムービー「C40で役者2人旅!」に出演。 本作『君に幸あれよ』が映画初主演、初プロデュース作となる。

髙橋雄祐(理人)

1992年5月9日、新潟県出身。2019年に公開したENBUゼミナールのシネマプロジェクト作品『あいが、そいで、こい』(柴田啓佑監督)で主演。同じ年には上田慎一郎、中泉裕矢、浅沼直也の3人監督で話題の『イソップの思うつぼ』や二宮隆太郎監督の『お嬢ちゃん』に出演。2020年には内山拓也監督「佐々木、イン、マイマイン」や宇賀那健一監督「転がるビー玉」に出演。12月には井筒和幸監督の「無頼」が公開するなど出演作品が8本に及んだ。2021年は戸田彬弘監督「僕たちは変わらない朝を迎える」や小平哲平監督「初めての女」で主演を果たすなど映画を中心に数多くの作品に出演している。今後の待機作としては森達也監督「福田村事件」(仮)などがある。 また監督、脚本、主演を努めた「still dark」がとよはし映画祭でグランプリを受賞するなど監督としても活躍している。

松浦裕也

1981年、埼玉県出身。 2003年、城定秀夫監督作『押入れ』でデビュー。2019年に主演を務めた『岬の兄妹』(片山慎三監督)が SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(国内コンペティション長編部門)優秀作品賞&観客賞受賞し、一躍注目を浴びる。 近年の出演作に『泣く子はいねぇが』(20/ 佐藤快磨監督)、『おらおらでひとりいぐも』(20/沖田修一監督)、 『ONODA一万夜を越えて』(21/アルチュール・アラリ)『由宇子の天秤』(21/春本雄二郎監督)、『麻希のいる世界』(22/塩田明彦監督)、 『やまぶき』(22/山崎樹一郎監督)、『“それ”がいる森』(22/中田秀夫監督)など。 公開待機作に『福田村事件』(森達也監督)『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(内田英治監督・片山慎三監督)がある。

中島ひろ子

1971年生まれ、東京都出身。89年女優デビュー。 90年、初主演を務めた『櫻の園』(中原俊監督)で、第14回日本アカデミー賞新人賞を受賞し、脚光を浴びる。 その後多数の映画、ドラマで活躍。近年の主な出演作に『祈りの幕が下りる時』(18/福澤克雄監督)、『小さな恋のうた』(19/橋本光二郎監督)、『いつかのふたり』主演(19/長尾元監督)『朝がくる』(20/河瀬直美監督)、『左様なら今晩は』(22/高橋名月監督)、『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)などがある。

諏訪太朗

1954年、東京都出身。『九月の冗談クラブバンド』(82/長崎俊一監督)でデビュー。 以降、数々の映画やテレビドラマで名バイプレイヤーとして活躍。主な出演作に『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明監督)、『ろんぐ、ぐっどばい』(17/いまおかしんじ監督)、『貞子』(19/中田秀夫監督)、『シライサン』(20/安達寛高監督)、『痛くない死に方』(21/高橋伴明監督)、『エッシャー通りの赤いポスト』(21/園子温監督)、『ノイズ』(22/廣木隆一監督)、『猫と塩、または砂糖』(22/小松孝監督)、『あの娘は知らない』(22/井樫彩監督)、『宮松と山下』(22/関友太郎監督・平瀬謙太朗監督・佐藤雅彦監督)など多数。

海老沢七海

1992年、千葉県出身。ソニーミュージックアーティスツ所属。 主な出演作品に『青の帰り道』(18/藤井道人監督)、『想像だけで素晴らしいんだ』(18/アベラヒデノブ監督)、 『ザ・ファブル』(19/江口カン監督) 、ドラマ「映像研には手を出すな!」(20)など。 初主演映画『冗談じゃないよ』が制作中。

玉代㔟圭司

1984年12月15日生まれ。 沖縄県那覇市出身。 25歳で沖縄から上京。養成所で演技を学び、舞台出演を皮切りに「闇金ウシジマくんseason2」等に出演後、 2018年「闘牛戦士ワイドー」のカミヤー役で念願の沖縄作品に出演を果たす。 主な出演作として、「ミラクルシティコザ」「オキナワンヒーローズ」などがある。 その他、ドラマや映画等、放送・公開が予定されている。

久場雄太

1984年8月13日生まれ。京都府京都市出身。主な映画出演作に『カントリーガール』(08/小林達夫監督)で映画デビュー。その後『るろうに剣心』(11/大友啓史監督)、『今日子と修一の場合』(13/奥田瑛二監督)、『土竜の唄~香港狂騒曲~』(16/三池崇史監督)、『無頼』(20/井筒和幸家監督)。現在は劇伴や舞台音響のプロデュースや、patchbays名義で空間インスタレーション制作にも携わっている。

Staffスタッフ

監督・脚本・編集:櫻井圭佑

1995年10月16日生まれ、埼玉県出身。2016年に俳優としてデビュー。TBS「初めて恋をした日に読む話」、NHK「ちむどんどん」などドラマ・映画を中心に活動。2019年より写真家としても活動し、これまでに恵比寿、日本橋、目黒のギャラリーにて3度の個展を継続して開催。映画監督として本作「君に幸あれよ」で初監督、初脚本で監督デビュー。その後、映像作家として短編映画(解禁前)、MV(解禁前)などのメガホンを取るなど、精力的にディレクターとしての経験値を積み重ねている。写真家、映像作家におけるスキルは全て独学。座右の名は「暇なら、自分で忙しくしろ」

撮影監督:寺本慎太朗

1995年2月23日生まれ、広島県出⾝。九州ビジュアルアーツを 2015 年に卒業し、その後は福岡を拠点に照明部とし て活動する傍ら⾃主映画や MV で撮影監督を務める。2018 年から東京に拠点を移し映画や MV、CM で撮影監督を務める。2020年『脳天パラダイス』(⼭本政志監督) 2021年 映画『JOINT』(⼩島央⼤監督)2023年夏公開予定『シキ』(山口龍大朗)などインディーズ・商業にとらわれず撮影を担当。

照明技師:渡邊大和

1994年生まれ・熊本県出身。撮影の寺本と九州ビジュアルアーツで出会い、卒業後M Vなどで照明技師を務める。『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)などに照明助手として参加。『脳天パラダイス』『JOINT』では照明技師を務める。

録音・整音:寒川聖美

1995年12月24日生まれ、埼玉県出身。若手ながら数多くの映画・ドラマ作品を手がけている。主な作品に2017年 ドラマ『闘牛戦士ワイドー1』2022年 映画『ジャパニーズ スタイル』(アベラヒデノブ) 2022年 映画『やまぶき』(山﨑樹一郎)など。

音楽:鶴田海王

1965年3月30日生まれ、愛知県出身。1989年上京、作曲・編曲をはじめる。その後、コンサート音源制作に携わり、次第にCD等のディレクションにも携わる。主な参加アーティストに、TOKIO、KinKI Kids、V6、ZONE、EVEN、日高のり子など。

Commentsコメント

「何とかしたい」という熱が映画自体から発せられている。

それは、俳優仲間たちから発信し作られていったパワーなのかも知れない。

彼らが演じている街が、今まで日本映画で見たことのない場所であることに気づく。

実は至る所に斬新で無鉄砲な試みがあるのだろう。

そんな映画が好きだ。

作られ方そのものに、この映画の新しさがある。

瀬々敬久(映画監督)

『俺、終わってるんすよ』と彼は言った。

粗くて弱くて脆い。それでも逃げずに生きることを選んだ彼らのもがきが、観客の心にどうか届きますように。

君たちに、幸あれよ。

藤井道人(映画監督)

過ちを犯しても傷を負っていても、人は繋がることで生きていける。清算なんてできないまま、前に進むしか無いけど、正しさなんか無くて、過去や未来が怖くて良いんだ。いま一緒に居てくれる人、時間を大事にしよう。

櫻井圭佑さん、同じ世代の役者の方が一つの映画を脚本から創り上げ、完成させていることに感動を覚えました。今の世を共に歩んでいけるよう、僕も精一杯頑張りたいと思います。

佐藤寛太(俳優)

真司と理人の関係性、

全体の世界観含め、

人間味があり、素晴らしかったです。

賛否両論のシーンがあると監督から聞いていました。

映画を観たあと、

あのシーンだけは譲れないという

信念が伝わりとても良かったです。

自分も精進して参ります。

青柳翔(俳優)

衝動で作ったと聞いていた。しかし、随所に意匠を感じた。

それは紛れもなく、我々への想い。

映画は、制作者と観客で出来上がる。

絶望の中でなお他者を見失わなかった彼らの姿勢こそ、次代の希望だ。

SYO(物書き)

悔しくなった。

ただ、悔しい。

この世界の中に役者として自分が存在していない事が。

そう思える熱量と、なにか形容しがたい力がこの作品にあった。

櫻井圭佑という表現者の持つエネルギーがこれでもかと詰まった作品。

青くて熱くて繊細で。壊れてしまいそうなその美しさに心が動かされました。

届いて欲しい。

出てないけど。

…あぁ悔しいなぁ。笑

須賀健太(俳優)

まず、すごく面白かったです。
友達であるけいちゃんが素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんの中心に立ってこの作品を作り上げた事に感動するとともに、一視聴者としても、とても感銘を受けました。
真司が理人と出会う事で動く心が繊細に描かれており、自然と「真司、幸せになってくれ」という感情が芽生えました。
けいちゃん、そして関係者の皆さん。素敵な作品をありがとうございます!
たくさんの方に見て頂けるよう応援します!

佐野勇斗(俳優)

寄る辺ない、孤独で傷ついた人たちの喪失と再生の話でした。物語が進むにつれ登場人物と一緒に観てる僕らも走ってるのに気づきます。そして、ラストカットの素晴らしさに心掴まれました。

小路紘史(映画監督)

残酷で悲しすぎる過去から抜け出せない男の前に現れた、冴えない天使。

でも今、お前には愛する人がいるじゃないか! 幸せになってくれよ!

数年前に親子役をやった櫻井くんが、実は写真家だったことを知った時も驚いたけど、ついに映画監督に⁉️

初監督にして渾身の世界観。どこまで行くんだ櫻井圭佑!? 君に幸あれよ!

片桐仁(俳優・彫刻家)

誰かの本気。俳優たちのゼロ地点。通り過ぎる一瞬の夢。その全部が詰まった映画。

観ることが出来て良かったです。

藤原季節(俳優)

ここに描かれている人物の誰ひとりとしてアウトローはいない。ただ弾かれ、こぼれ落ちた生き物たち。それ故にそれぞれ生き続ける動機がない。初めて他者への祈りを願った時、ささやかだが消えない灯がともる。

川瀬陽太(俳優)

俳優の櫻井が映画をつくったという。

カメラを向けられる側から向ける側へ、未知の世界へ飛び込むには相応の覚悟が要ったはずだ。居ても立っても居られない、そんな彼の「衝動」が映っている。

衝動は、初期に限る。櫻井監督、公開おめでとうございます。

飯塚健(映画監督・脚本家)

掴みが重く、始まって早々に物語に引き込まれる。 不良と純粋な少年、けれど悪い子の方は決して突っぱねない、なんとなく大事にしてしまうというリレーションシップに、普遍的であるのにも関わらず、どこか見たことない新鮮さを感じた。顔を見ただけで見てる側まで一瞬で救われるよな理人、普段暖かい布団で寝てるといいな。

持田あき(漫画家「初めて恋をした日に読む話」)

どんな過去を持っていようと人から愛される資格は誰にでもある。その人から受けた影響、自分に何をもたらしてくれたかは当の本人たちにしかわからないもの。 真司はとても周りから愛されていて少し羨ましく思えた。 ノスタルジックな映像に質の高いグレーディング、櫻井さんのセンスが光っていました。

塩野瑛久(俳優)

いま、これを作らなければ、自分たちはもうどこにも行けない。どこを切ってもそんな思いしか出てこない。もしも初期衝動が目に見えるとしたら、この映画の形をしているはずです。

奈々村久生(編集者・ライター)

人それぞれ孤独の色は異なるもの。

真逆な色同士を合わせて混ぜてみたら予想もしないほど綺麗な色へ変化する場合がある。

それが今作に登場する2人の主人公だと感じました。

過去を積み重ねて構築した価値観は変えられない。

けれど、新しい価値観に触れて学ぶことはできる。

見終わった後、思わず心の中で呟いた。

“君に幸あれ”っと。

山谷花純(女優)

なりたい夢、なりたい自分があったのに

そこに猛進できるほど若くなくて

斜に構えていないと毎日やってられなくて

でも完全に諦められるほど大人じゃない。

そんな誰しもか一度は立つ人生のステップにいる人に滅茶苦茶刺さる映画だと思う。

監督、脚本、俳優全てのパートで「やりたいことをとにかく全部ぶつけた」感が

とてつもなくて、それが微笑ましく眩しかった。

吉田恵里香(脚本家)